つくづく自分の弱さに気付く
パーキンソン病で手・足・首がおかしな方向に曲がっている為寝たきり、呼吸することさえ苦しいので ずっと口は開きっぱなし、目も上手く開けられず、婆ちゃんが頑張って言葉を発する度 近くにある機械が赤く光りピーピーピーピーと音が鳴り響く、痰が頻繁に詰まるが自ら吐いて処理出来ないので太い管を通って痰が何度も何度も流れていく…。
病室に入って数分、僕は「婆ちゃんに また来るから…。」と言って病院を後にした。
覚悟はしていたものの、やはりこういう現実を見ると逃げたくなる。
可哀想なんて感情は最初の少しだけ、何かよくわからないモヤモヤしたモノで胸が苦しくなってしまい、病室に居れる余裕がなくなってしまった。
近々また会いに行こうと思う。
次は家族写真を持って。